今のガラケーはネットからはじかれている
ITジャーナリストの井上トシユキさんは、やはりスマホはガラケーよりネット中毒になりやすいとの見方を示す。最近のスマホでは、ネットを見るにあたりデスクトップパソコンとほぼ同じことができてしまうからだそうだ。
「ガラケーではデスクトップにいかないとできなかったことが、たとえば、ある程度簡単な原稿の修正とかはスマホで出来ちゃいますよね。そうやってやってるうちに、ニュースサイトみて、リンクたどって動画見て・・・」
それに加えて、井上さんは「今のガラケーはネットからはじかれている」という側面も指摘する。Naver(ネイバー)や2ちゃんねるのまとめサイトの一部には、ガラケーで見られないコンテンツが出てき始めていて、ガラケーでネットをして時間をつぶそうにもつぶせないのだという。
駅や喫茶店で見ていると、冒頭のブログに書かれていたような空き時間にスマホをいじるというのは多くの人にとって普通の行動といえる。井上さんによると、最近の人はスマホやネットのお陰で情報を追いかけなければならないという強迫観念にかられているため、頭を空っぽにしたいと思うときに、やはりスマホですぐ出来るゲームやまとめサイト閲覧などをしてしまうのだそうだ。
「(ネット利用を)計画的にできるといいんですが、たいていの人はできないですし、(ガラケーに変えるのは)炭水化物抜いてダイエットしますかみたいな話ですよね」