人気ライトノベル「僕は友達が少ない」が実写映画化 ヒロイン剛力彩芽説で、ネットは大騒ぎ

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「僕は友達が少ない(仮) 配給:東映 制作:TIMES IN 公開:2014年公開予定」

   こんな情報が龍谷大学のフェイスブックページに掲載され、ネットで大騒ぎになっている。

   人気ライトノベルの実写化映画の学生向けエキストラ募集告知の中に盛り込まれていたようだが、この映画が製作されていることは、実は公開されていない。

2度アニメ化された人気作品

   「僕は友達が少ない」は、平坂読のライトノベル。メディアファクトリーの「MF文庫J」から刊行中で、タイトルのひらがなの部分だけを抜き出し「はがない」と呼ばれる。2度アニメ化された人気作品だ。

   冒頭の情報は「はがない実写映画化決定!」としてまたたくまに広がり、ネットでは早速、キャストについての予想などの書き込みが飛び交った。

   中でも多いのは、ヒロインのどちらかがまたしても剛力彩芽さん(20)になるのではないかという心配だ。「夜空:前田敦子 肉:剛力彩芽」という怪情報も出ている。肉とはメインヒロインの一人柏崎星奈のことだ。

   剛力さんは実力以上に様々な賞を受賞し、ドラマ、CMに出まくっているとして、「ゴリ押しアヤメ」「剛力押し(ごりおし) 」などとネットで非難されている。とりわけ人気ライトノベルを原作としたドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」のヒロインに、原作のお嬢様タイプの顔立ち・ ロングヘアーというイメージを裏切って起用され、ショートカットのまま役に臨んだことが不評だった。

   「はがない」ファンらは、実写映画化が「ビブリア古書堂」の二の舞になってしまうのを危ぶんでいるわけだ。

「もう『実写化!→◯◯役は剛力彩芽!』ってネタはある意味で鉄板なんやなw」
「剛力ちゃんはさすがにネタでしょ??」

   また、「拡散希望!! はがない実写化反対のみなさん僕から提案があります。 みなさんで平坂先生に反対と伝えませんか? アニメや原作をみてない人の変なイメージが入るとダメになることを伝えませんか? このツイートをパクツイしたりRTして全国のはがないファンや実写化反対のみなさんに広めましょう!」と反対運動も巻き起こっている。

東映「ホームページ上の作品一覧にのっているものがすべて」

   なお、冒頭の書き込みは、現在では削除されている。龍谷大学ではJ-CASTの取材に対し、

「本学関係者がエキストラに応募できるよう詳細の書かれたポータルサイトへの誘導として掲載していたが、募集期間が終了したので取り下げた。キャンパスがロケに使われることも良くあるため、制作会社からエキストラ募集の話を受け、出してもいいといわれた内容を掲載した」

と話す。

   一方で、配給元と書かれていた東映の宣伝部は、

「ホームページ上の作品一覧にのっているタイトルが発表しているもので、それ以外は未定か決まっていない。それ以上のことはお話できない」

と歯切れが悪い。もちろん、東映のホームページに「僕は友達が少ない」(仮)という情報はない。

   なお、版元のメディアファクトリーにも取材を試みたが、2日夕までに回答は得られなかった。

   ただ、同時に書かれていた「幕末高校生」に関しては今も別のサイトで募集があるため、「はがない」実写化に関しても信ぴょう性は高そうだ。

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