レギュラーメニューを朝に食べさせるべきという意見も
マクドナルドが推し進めている重要戦略の一つが午前10時30分まで発売している朝食メニュー「朝マック」の売り上げアップ。その新展開が価格改定と同じ5月7日から始まるのだが、今ネットでは、価格改定以上にこの話題で持ちきりなのだ。人気メニュー「マックグリドル ベーコン&エッグ・チーズ」(250~270円)とセットメニューを、期間限定で「朝マック」以外の時間帯で販売する、という取り組みだ。マックはプレスリリースで、朝マックを強化している一環であり、この機会に朝食メニューを体験してほしいと呼びかけている。
これについてネットでは、「朝マック」メニューを「朝マック」以外の時間帯で売る意味がわからない、といった意見が多く出ていて、掲示板「2ちゃんねる」でも、「もはや意味不明 朝マック終日販売」などというスレッドが立った。
「もう迷走ってレベルじゃないな」
「むしろレギュラーメニューを朝に食わせろ」
「なぜにグリドルなんだ。やることすべて中途半端でおかしい」
などといった書き込みが並んだ。
ネットでこうしたことに過剰に反応してしまうのは、理解しくいキャンペーンや接客システムが続いているためで、13年4月8日から4月29日の毎週月曜日「朝マック」キャンペーンでは、バリューセットを注文するとヘアトリートメントやスキンケア用品が付いてきたりもした。
原田社長は日本経済新聞朝刊(13年3月28日付)のインタビューで、売り上げの落ち込みを食い止めるため、
「消費者が『いいね』と思うくらいの販促や商品ではダメで、『グレート!』とか『ワオ!』というインパクトを与えないと」
と語っていたが、お客に対するインパクトだけは与え続けているようだ。