朝鮮総連機関紙サイトに「アノニマス」攻撃 登録読者リストが流出、国内マスコミも被害

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北朝鮮ウォッチャーには重要な情報源

   メディア関係者も多く登録しているようだ。大手では、共同通信、朝日新聞、毎日新聞、中日(東京)新聞、西日本新聞、NHK、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、AFP通信のアドレスが確認できた。それ以外に、自宅アドレスで登録しているメディア関係者も多いとみられる。

   朝鮮新報のサイトでは、記事は途中までしか読めない仕組みだが、読者登録すると全文が無料で読めるようになる。朝鮮総連の関係者以外でも、誰でも無料で登録できる。平壌に支局を置いている日本メディアは朝鮮新報と共同通信だけで、北朝鮮ウォッチャーには情報源として重宝されていた。

   例えば、金正恩第1書記の肝いりで結成された女性グループ「牡丹峰(モランボン)楽団」のデビュー公演が12年7月に国営朝鮮中央放送で放送された際には、

「いつもなら人々の往来が途切れることのない平壌大劇場周辺でさえ、放送時間中には人影が消えたほど」

といった独自の情報を伝えていた。

   朝鮮新報のサイトはすでに復旧しており、登録会員制度については

「当分の間、新規会員登録を行わず、会員と非会員を区別しない公開方式で運営してまいります。『ユーザー名』、『パスワード』を入力しなくても、サイトのすべてのコンテンツを閲覧することが出来ます」

と説明、新規の登録などは当分は凍結する方針だ。

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