「ルール一切無視の悪徳業者がどんどん出てきてしまうこと」が問題
もちろん、行商全部がいい加減な弁当販売をおこなっているわけではない。東京都中央区議会議員の富永はじめさんは、それを認めつつ、規制の必要性をブログでこう説明している。
「弁当業者の中には古くからきちんとルールを守っている人もいます。では何が問題かというと、ルール一切無視の悪徳業者がどんどん出てきてしまうことです。客引きでも、立て看板でもそうですが、新規参入業者が『我こそが、我こそが』とあたりかまわずやり始める結果が必ず法律での取り締まりになるんですよね」
一方で、ランチタイムに路上販売のお弁当の恩恵に預かっている人が多いのも事実。ツイッターなどのインターネット上には、昼食難民が増えないよう、規制のやり方について検討を求める声も少なくなかった。
「八丁堀勤務の時には路上販売ばかり食べている。要するに『安い食堂がない』ってことなんだから、規制だけじゃなくて供給対策もしてほしい」
「衛生許可証を掲示させるなどして対処できないものだろうか。起業の芽をつむような感じで残念ですね」
「毎日同じ時間同じ場所で昼に弁当売ってる業者が居なくなると困るな、近くにコンビもない飲食店も遠いし高いような地域だと必須。需要があるから売り手が居るわけで、点数稼ぎの取締りとかはやめてほしいわ」