記事の複数のパラグラフの内容を分析して、自動的に文章を生成
例えばトップページの一番上に表示されている文章は、
「国家運輸安全委員会(NTSB)は今日、787のバッテリーが過熱する確率の計算方法について、ボーイング社幹部が同委員会に対して不完全な情報を提供していたことを明らかにした」
というもの。通常のニュースサイトであれば「見出し」にあたる部分だ。この文章をクリックすると記事全文が読めるのだが、リンク先の記事の最初の段落には「航空事故調査官」とあるだけで、NTSBという固有名詞は見あたらない。サイトが、配信を受けた記事の複数のパラグラフの内容を分析して、自動的に文章を生成していることがわかる。
利用者はニュースの内容について、「いいね!」「驚いた」「怒ってる」「愛してる」「疑わしい」という5つの感情を表現できる仕掛けもあり、利用者同士で内容について議論ができる。
04年に日本語版でもサービスが始まった「グーグルニュース」は、数多くあるニュース記事を自動的に価値判断してレイアウトしたとして脚光を浴びた。Waviiの仕組みがさらに改良されば、「長文の発表記事から自動的に短い記事が生成される」という時代も遠くなさそうだ。