荻原健司氏や神取忍氏、大した成果残せず国会去る
有権者にとって重要なのは、当選したタレント議員が国会でどのような活動をしたかだ。
自民党は、04年の参院選アルベールビル・リレハンメルの両五輪で金メダルを獲得したノルディックスキー複合の荻原健司氏やプロレスラーの神取忍氏を擁立し当選させたが、目立った成果を残せないまま10年の改選で国会を去っている。
10年の参院選では、女優として活躍していた三原じゅん子氏が自民党から出馬して当選。自らの闘病経験から、子宮頸がんワクチン接種の無料化や不妊治療への保険適用を訴えていることで知られている。13年夏の出馬する見通しの嶋氏とも親しいことが知られている。
一方、当時与党だった民主党は、柔道金メダリストの谷亮子氏を擁立し、当選させた。谷氏は、いわゆる「小沢ガールズ」の一員として国民の生活が第一→日本未来の党→生活の党と所属を変えており、党では「代表室選挙・団体担当幹事」という肩書きを持っている。