2013年1~3月期の地域の景気判断は、11地域のうち8地域で基調判断を上方修正した。財務省が4月24日の全国財務局長会議で経済情勢報告をまとめた。全国の総括判断は「緩やかに持ち直しつつある」と、前回の「弱含んでいる」から3四半期ぶりに引き上げた。
北海道と東北、九州の3地域は判断を据え置いた。
生産活動は東北、関東、東海などの9地域で上方修正。北米向けの自動車の輸出が堅調だったほか、中国向けの自動車部品が伸びた。鉄鋼や電気機械の生産も拡大した。
個人消費は3地域で判断を引き上げ、7地域で据え置いた。九州は判断を引き下げた。宝飾品や時計などの高額商品が伸びる一方、節約志向を背景に日用品の販売は振るわなかった。