ドイツは第2次世界大戦の賠償金を支払え――。経済危機に苦しむギリシャがそんな要求を持ち出したことを、複数の海外メディアが報じている。ディミトリス・アブラモプロス外相は2013年4月24日、議会で「賠償金請求をギリシャは諦めていない」とし、そのために必要な措置をとる考えを示した。
ギリシャは第2次大戦中、ドイツなどの侵略を受けた過去がある。ギリシャでは経済危機への支援姿勢に対する不満などから、「反ドイツ」の感情が高まっており、外相の発言はそれを反映した形だ。
なおドイツは、ギリシャ救済のため各国の中でも最も多くの資金を提供している。