オリンパスの株価が2013年4月23日に一時、前日比39円高の2497円まで上昇し、11年秋に損失隠し問題で急落する前の水準に回復した。この日の終値は2453円(前日比5円安)だったが、24日は再び上昇。前場に2525円を付けて年初来高値を更新した。
内部管理体制が改善したほか、増資で資本も増強してきたことが評価されている。海外投資家が積極的に買っており、3月末の外国人の保有株数は初めて1億株を超えた。2年前から37%増え、外国人持ち株比率は30%を超えている。
なお、東京証券取引所は企業統治に問題があるとして、現在もオリンパスを「特設注意市場銘柄」に指定している。