電力や都市ガスは、原燃料価格を料金に反映する原燃料費調整(燃調)制度に基づき、2013年6月の料金を引き上げる。
円安の進展で原油や液化天然ガス(LNG)などの輸入価格が軒並み高騰しているため。6月の料金は13年1~3月の平均燃料価格から算出する。
たとえば東京電力の場合、標準家庭の電気料金は前月に比べて170円弱高い7805円程度と、4か月連続で上昇。料金計算が現行方式となった2009年5月以降で最も高くなりそうだ。
また、関西電力は燃調制度とは別に電気料金引き上げの認可を受け、5月から適用する新たな料金体系を決めた。これに基づくと、6月の関電の電気料金は前月比125円弱高い7575円程度になる。
都市ガスでは、東京ガスが前月比115円弱高い5720円程度、大阪ガスが同120円弱高い6346円、東邦ガスが同110円弱高い6735円程度となる見通し。