鳥インフル、ヒト同士で感染の疑い「排除できない」 変異あれば大流行の可能性も

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パニックにならず、手洗いうがい徹底を

   中国では5月の頭に連休があり、尖閣問題があるとはいえ訪日観光客も普段よりは増加することが見込まれる。その中に、感染者がいる可能性もないとは言い切れない。

   一方で、勝田教授はH7N9型ウィルスに対し、日本社会が必要以上にパニックを起こすことに警戒感を示した。タミフルが効くし、予防もできるからだ。

「インフルエンザは飛まつ感染で、感染者といあわせなければ90%は感染しないといっていい。H7N9型ウィルスにはタミフルが効きますし、タミフル耐性がそんなにはやくにできるとも思えない」
「日本は皆保険で医療の条件が良いので、中国と違って、感染の疑いがある人を病院の待合で放っておいたりしませんし、おかしいと思ったらすぐ受診できますよね」

   その上で、今できることとしては、

「2009年に一度騒ぎになって、手洗いやうがいを徹底するようになりましたが、いまは少しゆるんでいます。その時を思い出してはちまきをしめなおすことは必要だと思います」

と話した。

   また、2003年のSARSの際に中国駐在員の子どもが感染をしてもいないのに日本の学校でいじめられた事件を例に挙げながら、「感染者や疑い、可能性のある人に対して、社会的差別をしないように」と、冷静な対応をするよう呼びかけていた。

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