リバウンドを繰り返し、「中長期的には1240ドル」
亀井氏は、「金相場が出直しムードになったことは事実。ただ、多少買い戻される場面はあるでしょう。相場が下げる局面では『買い手』であるインドや中国の実需買いも増えますから、今は売り手もインドや中国のようすを見極めたいと考えているところ。しばらくは下値水準を探る展開になるでしょう」と話す。
一方、三菱UFJモルガン・スタンレー証券エクイティリサーチ部の宮田直彦チーフ・テクニカルアナリストは、「金価格の下落・ドル上昇の流れが2016年ごろまで続く」と予測する。
当面、金価格は「1448ドルを目指す展開となる」とみているが、「それで金価格が最終的な安値を付けることにはならないだろう。途中でリバウンドを繰り返し、中長期的には1240ドルを目指すものとみている」という。