明治が販売するチョコ菓子・きのこの山とたけのこの里のうち、どちらが好きかをファンが争う「きのこvsたけのこ戦争」。これまで、たけのこ派が有利に進めていると見られていたが、ここにきて新局面に突入した。
なんと、インターネット調査の結果で、きのこの優勢を示すデータが公表されたのだ。
きのこ派「この結果は当然であって必然」
コンピューター・プランニング・リサーチが2013年4月9日に発表した「同系ジャンルに関する調査」によると、明治のチョコスナック「きのこの山」と「たけのこの里」どちらが好きかという問いに対して、「きのこの山」との回答が全体の58.4%で、「たけのこの里」の41.6%に差をつけた。調査の対象としたのは、20代~60代以上の500人、調査期間は2013年1月30日から31日。
これまで、テレビなどのアンケート調査では「たけのこ派」が連勝してきた。J-CASTで実施中のアンケートでも、たけのこ派58.4%に対して、きのこ派はわずかに34.7%とかなりの劣勢を強いられていた。
こうした結果にかねがね「たけのこ派の陰謀」論を唱えてきた「きのこ派」は、大逆転に大盛り上がり。ツイッターなどのインターネット上には、「勝利宣言」が次々と書きこまれた。
「たけのこの里派の欺瞞に満ちたプロパガンダが脆くも崩れ去り、愉快の極みである。わっはっはっは!!」
「この結果は当然であって必然」
「たけのこ厨…プププ」
「やはり、きのこが最強だったか」
たけのこ派は負け惜しみ「きのこ派はジジイって結論に達した」
一方で、突然はしごをはずされた形のたけのこ派の一人は「おい!俺の周りは『たけのこの里』支持者ばかりだぞ!?これは『きのこの山党』による世論誘導、情報統制に違いない。プロパガンダである!」と吼える。
こう感じる人がいるのも無理はない。実は、今回の調査結果を年代別に見ると、20代~30代ではこれまでの結果どおり、たけのこ派が多かったのだ。ところが、40代以上になると、きのこ派の割合がかなり高く、特に50代と60代以上は8割弱になっている。全体の結果には、多くの割合を占める40代以降の嗜好がそのまま反映されてしまったようだ。
そのため、たけのこ派は負け惜しみで、
「きのこ好きはジジイっていう結論に達した」
「年齢があがるにつれてきのこ派がふえてゆく… つまりきのこ派はおっさん!?」
「つまり若い人程たけのこのが好き、という事。『若い人はたけのこのが好き』ここ大事ですよ皆さん!(笑)」
などと書き連ねている。また、「俺の周辺がたけのこ派ばかりだったのは、俺がまだ若かったからという事か。なるほど納得」「ぼっ僕,きのこ派って言ってたけど,じっ実はたけのこ派なのさ…」と自分の若さをアピールし、「転向」する人も出ていた。