2013年4月上旬にサイバー攻撃を受けていたことが明らかになった北朝鮮関連サイトが4月15日午前、またつながらなくなった。
一部のサイトには以前と同様の金正恩第1書記をブタに似せて描いた画像が掲載され、再びサイバー攻撃が行われた可能性が高い。4月15日は故・金日成主席の101回目の誕生日にあたる「太陽節」。最も祝賀ムードを演出しなければならない時期に、北朝鮮当局が大恥をかかされた形だ。
ツイッターは乗っ取られたままだった?
「アノニマス」を名乗る利用者は、2013年4月4日午後、対外宣伝サイト「我が民族同士」などにサイバー攻撃を行い、登録読者の名簿が盗み取られたとして波紋が広がっていた。このサイバー攻撃の際、「我が民族同士」が持っていたツイッターのアカウントも乗っ取られたが、現時点まで乗っ取られた状態が続いていた様子だ。
このアカウントが4月15日10時43分、
「さらに多くの北朝鮮のウェブサイトが、我々の手中にある。まもなくダウンするだろう」
とツイートし、「我が民族同士」を含む4サイトに侵入したことを宣言した。
「我が民族同士」は「Service Unavailable」と表示されアクセスできない状態になっており、「在米自主思想研究所」「民族通信」など3サイトには、西遊記の猪八戒のイラストに金正恩第1書記の写真を合成した画像が掲載されている。この画像は、4月4日の攻撃と同じものだ。