「リア充」世代は一人でいることが寂しく恥ずかしい
なぜ「便所飯」をするのか、ということについては、若い世代の比率が高いのは清潔なトイレがある環境で育った人が多いからで、一人になれる空間が欲しかったり、食堂や公園などで一人で食事をする姿を見られたくない、という心理が働いたりしたためだろうと説明した。20代の女性が多いのは、こうした思いが強い世代だからではないか、と予想している。
昨年まで女子大生だった東京の会社に勤務する女性は、「便所飯」をする20代の女性、特に20代の女子大生が多いのは納得できる、と説明した。いつの時代にも一人で食事することを恥ずかしいと思う女性はいると思うけれども、
「特に今の大学生は『リア充』の象徴のような存在で、仲間と盛大にワイワイやる姿が目立ちます。そうした中で、一人で食事する姿はあまりにも惨めな感じで、抵抗感が強いわけです。だから誰にも見られないトイレで済ましてしまう、そういうことだと思います」
と説明した。