投資信託への資金流入が急増している。2013年3月の資金流入額(投信の設定額から解約や償還額を差し引いた金額)は1兆2000億円となり、6年ぶりの高い水準になった。
投資信託協会が4月11日に発表した3月の投信概況によると、株式や債券などで運用し一般の個人投資家が購入できる公募投信の資産残高(3月末)は72兆円で、前月から約3兆円増えた。直近の底だった2009年1月末(49兆円)と比べた伸び率は47%に達する。
株高・円安が追い風となり、資産残高は米リーマン・ブラザーズが経営破たんする前の2008年7月以来、4年8か月ぶりの規模に拡大した。
4月に入っても、個人マネーの流入に一段と拍車がかかっている。