エジプトメディア「ミサイルの幾つかが東京の中心部に狙い」?
これに先立つ4月9日夜には、エジプト人タレントのフィフィさんが
「先程エジプトから連絡があり、エジプトで北朝鮮情勢がニュースで大きく取り上げられているが日本ではどうかと尋ねられた。ちなみにエジプトでは、北朝鮮と韓国にいる外国人に対して退去指示だけではなく、ミサイルの幾つかが東京の中心部に狙いを定めて配置されたといった内容が報道されているそうだ」
と、より切迫した内容を書き込み、波紋が広がった。
フィフィさんが指摘したエジプトメディアの具体的な報道内容は明らかではないものの、東京・市谷の防衛省敷地内に航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が配備されたことは現地でも広く伝えられている。ただ、現地メディアでは「首都中心部にパトリオットミサイル配備」といった表現が多く、このことが伝言ゲーム式に内容が変化して伝わった可能性もありそうだ。
ただ、エジプト企業と北朝鮮は特別なつながりがあることでも知られている。大手財閥のオラスコム・グループ傘下の携帯電話会社「オラスコム・テレコム」は、関連会社を通じて北朝鮮唯一の携帯電話会社「コリョリンク」の株式の75%を保有。長い間建設が中断していた105階建ての「柳京ホテル」も、08年にオラスコム・テレコム社の出資で工事が再開された。この背景から、エジプト側に何らかの情報が伝わった可能性もある。