お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さん(34)が、ラジオ番組で「イケメンが下ネタを言うのが嫌い」という旨の発言をした。
この「イケメン」が、歌手の福山雅治さん(44)を指すのでは、としてインターネット上で話題に。一部のファンや「アンチ若林」が、若林さん批判を書き込んで炎上状態となっている。
「俳優か何か、アーティストか何かで、下ネタ言えますよみたいな…」
問題の発言があったのは、2013年4月7日放送の「オードリーのオールナイトニッポン(ANN)」(ニッポン放送系)だ。
映画「ひまわりと子犬の7日間」に若林さんが出演しているのにちなみ、映画の主題歌であるソナーポケットの「花」に合わせて言ってほしいセリフを投稿する「花びら大回転」というコーナーで、感動的な映画の内容を改変し、性風俗店に入ったら警察に拘束されてしまったというネタが読み上げられた。
若林さんはこの投稿を大変気に入ったようで、爆笑したのち、相方の春日俊彰さんにこう語りかけた。
「俺はね、俺たちみたいなクズが、下ネタ言うのを大事にしていきたいと思う。たまにいるっしょ、イケメンで、俳優か何か、アーティストか何かで、下ネタ言えますよみたいな」
この発言を遮るように曲が流れると、若林さんは「強制終了?」と不満げ。春日さんが「いるかねえ?そういう人…」ととぼけると、「嫌いなんっすよ!ああいうの」とたたみかけた。
2ちゃんねるやツイッターで実況していた人は、この発言について「福山雅治批判」「福山に喧嘩売ってる若林www」「若林さんがディスってるのって福山さんですか?」「若林さん福山さん嫌いなのかな?」と書き込んだ。オードリーのANNの直前に同じニッポン放送で福山さんの「魂のラジオ」という番組が放送されているということもあり、「福山雅治さんを皮肉ったのでは」と思われたようだ。
福山雅治が若林を批判?した過去も
若林さんの発言は、2ちゃんねるの福山さんファンスレッドや、「魂のラジオ」について語るスレッドに取り上げられた。
「バカバカしい」「別にどうでも良い」など歯牙にもかけないという書き込みもあるが、怒った福山さんファンや若林さんアンチが「これ酷い!若林、何この言い方」「若林は何様だよ」「腹立ったから抗議メールはするつもり」「同じニッポン放送で魂ラジの直後の番組でよくも図々しく言ったと思った」などと怒りの声を上げている。
さらに騒ぎはツイッターにも広がり、「ましゃ(編注:福山さんの愛称)の事何も知らないで、批判したなら許せないです」「若林調子乗りすぎ。福山disってただで済むと思うなよ」などと投稿されているほか、若林さんのツイッターアカウントにも「何調子こいてんだよ、福山様に喧嘩売る何ザどういう了見じゃ。ごみのくせして偉そうにしゃべってんじゃねえ」「貴方は心が狭くて粘着質ですね 嫌いになりました(笑)」と批判のツイートが寄せられている。
福山さんと若林さんには「因縁」とも言えるエピソードがある。
11年4月に放送されたラジオ番組「ラジオ・チャリティ・ミュージックソンSP」で福山さんとオードリー、女性歌手のmiwaさん、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」が共演した。
「この中で誰が一番タイプか」と聞かれたmiwaさんが「オードリーの解散危機の話などを聞いて、コンビのことを考えてると思った」という理由で若林さんを選ぶと、福山さんが「ああいう話を見ると確かに若林さんって素晴らしいなと思うかもしれないけど、はっきり言ってああいう話ってどこにでもある」「それを出したということは、それを出すようなタイプの人間だということ」と、若林さんに対し批判的な意見を述べたのだ。その後「今のは僕が選ばれなかった嫉妬」とフォローしたが、今回の若林さんの発言を聞いた人は、「若林さんがこの時の福山さんの批判を根に持っているのでは」と思い、「若林さんが福山さんを批判した」という憶測につながっているようだ。