「排水路、溝、渓谷等の周辺施設を利用し待避」
核攻撃が行われる前の段階では、国民は「地下鉄、トンネル、建物地下、洞窟等、地下待避施設に速やかに待避」し、その時間的余裕がない場合は「排水路、溝、渓谷等の周辺施設を利用し待避」することになっている。
爆発の閃光(せんこう)を感じたら、(1)すぐに溝等の隠蔽物を利用(2) 核爆発の反対方向にうつ伏せになり(3)両手で目・耳を防ぎ口は開く(4)お腹を床につけてはいけない、といった点が重要だという。また、放射線については
「汚染場所から遠い程、体の露出時間が少ないほど安全であり、鉛・コンクリートの壁等で建てられた建物内に待避します」
とアドバイス。攻撃後に空から落ちてくる「ちり」についても注意を呼びかけており、
「政府の案内に従って時間的余裕があれば落塵地域から待避します。余裕がなければ最大限地下深くに待避し、カッパや傘で体を保護します」
との記述もある。