「閃光感じたら反対方向にうつ伏せに」 韓国が核攻撃対策「安全マニュアル」町中に張り出す

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   北朝鮮による弾道ミサイルの発射が目前に迫っているとみられるなか、韓国でも臨戦ムードが高まりつつある。実際に攻撃を受けた際の対応マニュアルも町中に張り出されはじめた。

   その中には、核兵器で攻撃を受けた際の実際の対応手順も示されており、かなり生々しい。

核、化学、生物攻撃受けた際の対応を具体的に記述

   板門店に近いソウル近郊の高陽市では、有事の際に住民にガスマスクが配れるように準備を進めており、2013年4月8日頃には、バス停には「危機対応マニュアル」も張り出された。高陽市以外にも、同様のマニュアルを住民に配布している自治体もある。

   配布されたマニュアルは、韓国の行政安全部が作成したものを抜粋したとみられる。日本語に翻訳された内容は、日本大使館のウェブサイトにも掲載されている。

   マニュアルによると、敵の攻撃が予想される状態になり、「非常事態令」が出されると、国民は直ちに帰宅し、動員対象企業の社員は職場に向かうことが求められる。不必要な電話は控え、浴槽や大きな容器に水を溜めることも求められる。

   空襲警報についても詳しく説明されているが、NBC(核、化学、生物)攻撃を受けた際の対応についての記述が具体的で、核兵器について特に多くのスペースを割いている。

   核兵器でどのような被害があるかについて解説したページでは、爆風、熱放射線、放射能の3つについて説明されている。「熱放射線」の項目には、「閃光(せんこう)、3000~4000度の高熱」「2.5キロ以内完全燃焼」とあり、瞬時に大きな被害が出ることが分かる。

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