東京電力福島第1原発で、汚染水をためる地下貯水槽の水漏れが広がっている。東電は2013年4月9日、これまでの2基に続いてさらに「1号貯水槽」でも漏えいしているのが見つかったと発表した。
1号貯水槽には、先に水漏れが明らかになった2号貯水槽から汚染水が移し替えられていたが、作業は中止。このため汚染水を地上タンクへ移送する計画を検討しているという。今後、ほかの地下貯水槽でも同様の問題が発生すると使えなくなり、地上タンクの数にも限りがあることから、毎日400トンずつ増え続けている汚染水が保管できなくなる恐れが大きくなる。