「火消しツイートが火消しになってない」と突っ込みも
名指ししていないのにもかかわらず、ももクロのアルバムを批判したのでは、と思われたのには理由がある。
前山田さんはももクロのメジャーデビューシングルから楽曲の制作に携わっている上、レコーディングで熱心にアドバイスしたり、メンバーに勉強も教えたりと強い絆で結ばれており、「戦友」と呼ぶ仲だった。
しかし13年1月、ももクロのアルバム発売が発表された時、ツイッターで「ももクロ、アルバム出るんですね。参加させてもらえるのかしらん。最近連絡無いからなあ」「最近頻繁に『ももクロに新曲を書いて』ていうリプ来ますが、曲の発注はレコード会社の権限ですから、俺に直訴されてもどうしようもないです」と、彼女らと距離ができたような投稿をしていた。ももクロファンの間では前山田さんの作る楽曲は人気で、「ももクロから干されたのか!?」「前山田あってのももクロなのに」と噂になっていた。
結局前山田さんの携わった曲はシングル1曲、アルバムオリジナル曲1曲が収録されることになったのだが、11年7月発売の前作は5曲だったので、大幅に減っている。
さらに今回のアルバムについて「かっこいい系・アーティスト路線への急激な路線変更」と感じているファンが少なくなく、ツイッターでは「魅力を感じない」「勘違いもいいとこ」などと批判の書き込みも見られる。自分たちも批判的な見方をしているため、前山田さんもももクロを批判しているのでは、と考えたようだ。
なお、前山田さんは件のツイートを削除した後、「Suit&Tieは好きでしたがあとはあまりにR&Bすぎて。。。何度か聞いたらスルメかもしれませんね。。。。」とツイートしている。「Suit&Tie」は米国の人気歌手、ジャスティン・ティンバーレイクさんの13年3月20日発売のアルバム「The 20/20 Experience」に収録されている曲で、先のツイートはジャスティンさんのアルバムへの批判だと思わせたかったと見られる。
しかしファンは「本当にジャスティンの事なのであればさっきのツイートを消したのはおかしい」「誤魔化しちゃった感じ?」「ジャスティンティンバーレークと進化って関係ないから火消しになってないよw」などと書き込んでおり、額面通りに受け取っていないようだ。