北朝鮮がミサイルを発射し日本の領域内に落下する可能性が出てきたことを受け、小野寺五典防衛相は2013年4月7日、自衛隊法に基づく破壊措置命令を発令した。北朝鮮側からの発射予告がない状態で発令されるのは初めて。
発令の事実を政府は発表しておらず、菅義偉官房長官は4月8日午前の会見で、その理由を
「自衛隊の具体的な内容を明らかにすることは我が方お手の内を明らかにすることになり、こうした問題への答えは控えたい」
と説明。過去の破壊措置命令は公表されていたこととの整合性を問われると、
「相手の対応が違う。前は個々に具体的なことを言っていたが、今回は方向とか色々なことが明らかにされていない」
と述べた。