東京電力は2013年4月5日深夜、福島第1原発で汚染水を保管している地下貯水槽から周囲の土壌に水漏れが起こったと発表した。水漏れを起こした貯水槽は、地面を掘り下げて3層の防水シートを敷いている。シートが破損して漏れた可能性がある。貯水槽の大きさは縦60メートル、横53メートルで深さ約6メートル。汚染水は120トン程度漏れたとみられるが、標高35メートル、海から内陸に800メートルの位置にあるため、海に流出した可能性は低いとみている。
汚染水は1万3000トンが収容されており、4月6日未明に別の貯水槽に移送を始めた。