2013年4月5日の東京株式市場はほぼ全面高で大幅に続伸。日経平均株価は一時、前日比591円08銭高の1万3225円63銭まで上昇した。1万3200円台は2008年8月以来、4年8か月ぶりの高値水準。午前終値は、前日比475円04銭高の1万3109円58銭。
日本銀行が4日に発表した「量的・質的金融緩和」に市場が好感した。緩和策の恩恵が見込める金融株や不動産株が高騰。円安を背景に自動車などの輸出関連株も上昇した。
東証株価指数(TOPIX)の上げ幅も一時50ポイント超えた。午前終値は、前日比43.02ポイント高の1080.78だった。
一方、東京外国為替市場は円相場が一段安。一時1ドル97円06銭近辺と、2009年8月11日以来3年8か月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。
やはり日銀の新たな金融緩和策の導入を背景に、円の先安観が一層高まった。対ユーロでも一時1ユーロ125円50銭近辺まで下げた。