雑誌側の「謝罪」にも都は再抗議
対する「月刊ギャラリー」も4日、ウェブサイトを通じ、問題の文章は発売日がエイプリルフールだったことにかけた「ユーモア」だったと釈明した。名古屋氏も同時に謝罪を行ったものの、こちらは、
「『本誌発行日には』(4月1日のこと)とヒントまで書いたのに、世界で楽しまれているエープリルフールのジョークが分からない方々が美術館や文化行政や報道に携わっていたり、美術に関心を持っていたりするらしいこと…(中略)…このたびそうした方々をお騒がせしてしまったことは、大変遺憾であります」
「あるいはジョークの内容が、ひょっとしたらあり得るかもしれないと感じさせるものだったのかもしれません」
といささか開き直った様子だ。この「お詫び」に、東京都の担当者はかえってお怒りの様子で、J-CASTニュースの取材に以下のように答えている。
「ジョークもわからない人間が行政に関わっている、また閉館が『あり得ると感じさせる』などという名古屋氏の『謝罪』は、あんまりです。そもそも謝罪と言っていいものかどうか……。雑誌側のお詫び文と合わせ、再度抗議を行っています」
なお、同館は改修工事のため近く長期の休館をするのではないかと取りざたされたこともあるが、まだ具体的な話ではないということだ。