2013年の夏に民間企業で支給されるボーナスが1人あたり36万4000円と、前年同期に比べて1.6%増える見通しだ。4月3日、みずほ証券が発表した。3年ぶりのプラスで、「アベノミクス」効果が反映されそうだ。
みずほ証券によると、民間のボーナス支給対象者は1.5%増の3781万人、支給総額は3%増の13兆7600万円となる見込み。増加率は1996年以来の大きさになる。
円安株高で営業利益が改善しているほか、政府の賃上げ要請を受けて自動車業界などが実施する一時金アップが支給額を押し上げる。ただ、中堅・中小企業は大幅な増加は難しく、業種も限定的という。
一方、公務員の1人あたり支給額予想は、5年連続でマイナスとなる0.4%減の65万4000円。