「旭日旗に似たロゴ」韓国人の抗議で変更 2ちゃんで英国企業に再考訴える運動起きる

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   英国・北アイルランドの業者による寿司弁当が旭日旗に似たロゴを使っていると、韓国人留学生が抗議し、業者にロゴを変更させていたことが分かった。2ちゃんねるなどでは、それはおかしいと業者に再考を求める運動が起きている。

   韓国メディアなどによると、この留学生は、北アイルランドのクイーンズ大学ベルファストに交換留学中の韓国人女子学生(23)だ。

「ナチスドイツの旗ハーケンクロイツと同じ」

ホームページにはまだ残っているが…
ホームページにはまだ残っているが…

   学生はあるとき、街中のコンビニで、旭日旗に似たロゴを包装パッケージにあしらった寿司弁当が積まれているのに気づき、不快に思った。それは、「ライジングサン」という業者のロゴだった。

   その後、大学の学生会館にある売店が業者と契約し、寿司弁当を納入し始めたのを知り、激しい怒りを覚えた。歴史を専攻する学生として、いてもたってもいられなくなり、ネット検索で業者のフェイスブックページにアクセスした。そして、学生は、そこからメールで、業者に次のように訴えた。

「あなたの会社のロゴは、日本が第2次大戦のときに使った軍旗で、ナチスドイツの旗ハーケンクロイツと同じように戦争犯罪を象徴しています。 添付した資料をお読みになってロゴなどを変えることを考えて下さい」

   学生は、返事にあまり期待しておらず、数日後にライジングサンの社長からメールが来て驚いたという。そこでは、こう書かれていたとした。

「私たちのロゴに宿った文化的背景を知るようになって、本当に驚きました。 添付資料を読みながら、私たちのロゴが人々にどんな気持ちを与えるのか考えると、とてもゾッとしました。 私が無知であったことを、本当に申し訳ないと思っています」

   社長は続けて、できるだけ早くロゴを変えると学生に約束した。これに対し、学生は「今後もこのような考え方が広がったらよいと思う」と喜びを明かした。

このままでは既成事実化されてしまう

   ライジングサンのホームページを見ると、まだ旭日旗に似たロゴが使われている。しかし、会社紹介において、2013年4月から新しいロゴを使うとうたっていた。

   実際、フェイスブックページでは、旭日旗に似たロゴが使われておらず、巻き寿司を並べた写真が使われている。これが新しいロゴかは不明だが、社長は、学生あてのメールで、看板などを含めて直さなければならないところが多いとしていることから、順次ロゴを変えている可能性はあるようだ。

   韓国メディアは、業者の措置を好意的に伝えており、「旧日本軍は第2次世界大戦中、旭日旗を軍旗として掲げ、慰安婦の動員や人体実験などさまざまな戦争犯罪を行った」(朝鮮日報)などとする指摘も出た。韓国のネット上では、「誇らしい韓国人!」「あなたは真の愛国者だ」「国家がしなければならないことは個人がするとは!」などと勝利宣言が相次いでいる。

   しかし、旭日旗は、第2次大戦前から日本国内で広く使われており、現在も自衛隊が隊旗などとして使っている。それだけに、日本のネット上では、ロゴが変更されるという報道に不満の声が噴出している。

   旭日旗を巡っては、ロンドン五輪で日本代表の体操ユニホームがそれを連想させると韓国人からメダルはく奪要求があった。最近では、カナダ人格闘家が旭日旗をデザインした道着を着たと韓国人選手から非難されて謝罪に追い込まれており、次第に国際的な立場が悪くなっている。

   これに対し、ネット上では、このままでは既成事実化されてしまうと、危機感を訴える声も相次いだ。2ちゃんねるでは、ライジングサンにロゴ変更の再考を求める運動に発展している。

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