イレッサ訴訟、遺族側の敗訴確定へ

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   肺がん治療薬「イレッサ」の副作用をめぐり、死亡した患者2人の遺族が国と輸入販売元の製薬会社「アストラゼネカ」に損害賠償を求めた裁判で、最高裁第3小法廷は2013年4月2日、原告側の上告を退ける決定をした。これにより、国の責任を否定した2審の東京高裁判決が確定した。

   製薬会社への訴えについては上告が受理され、4月12日に判決が言い渡される。結論の見直しに必要な弁論が開かれていないことから、会社に対する賠償責任を否定した2審判決が維持される見込みだ。

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