中国・人民元建ての個人向け外貨預金の取り扱いが地方銀行にも広がっている。円安傾向で外貨預金への関心が高まるなか、「定番」の米ドルやユーロ、豪ドルなどに加え、品ぞろえを充実して選択肢を広げる。
地銀では2012年6月に初めて、長野県の八十二銀行が個人向け人民元預金の取り扱いを開始。秋には百十四銀行(香川県)や池田泉州銀行(大阪府)、山口銀行が追随していた。2013年1月には池田泉州銀行がインターネットでの取り扱いを可能にしたほか、2月には伊予銀行(愛媛県)や横浜銀行(神奈川県)が、また3月には足利銀行(栃木県)が取り扱いを開始した。
「顧客の多様な外貨運用ニーズに応える」狙いがある。