スバル、三菱がディーゼルハイブリッド4WD 3月の国際自動車ショーに出品

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期待される市販化

   スバルによると、都市部など低速域では全輪をモーターで駆動。「ストップ&ゴーを繰り返す領域ではトルクフルで低燃費、静粛性の高い発進、加速を実現する」という。郊外など高速域では「ディーゼルエンジンと高効率リニアトロニックで高い燃費性能を実現する」というが、スバルの場合、単なる燃費重視のHVではないところがセールスポイントだ。

   スバルはVIZIV CONCEPTで、後輪駆動の左右のモーターを自在に制御。前後輪の駆動力もコントロールし、「ステアリングを切った時はリヤの駆動力を増やして、ドライバーの操作に俊敏に反応する特性にし、ステアリングを戻したときはフロントの駆動力を増やし、安定性重視の特性にする」という。さらに「コーナリング時は旋回外側後輪のトルクを増やし、内側は減らす制御を行うことで、クルマに内向きのヨーモーメントを発生させ、極めてクイックかつスムーズなオン・ザ・レール感覚のコーナリングを実現する」という。

   アクセルとステアリングの操作でクルマが敏感に反応するトルクフルかつシャープなコーナリングが期待される。後輪をモーター駆動にするため、プロペラシャフトがなく、低いフロアを実現するなど居住性も高い。このメカニズムをスバルは「リヤ独立モーター駆動タイプシンメトリカルAWD」と命名している。

   プジョー3008ハイブリッド4も、ディーゼルエンジンで前輪を駆動し、後輪をモーターで駆動する4WDだ。HVの場合、前輪をエンジン、後輪をモーターで駆動するのが4WDの定番技術となりつつあるが、それを高効率のディーゼルで、しかも4輪を高度に最適制御するというのがスバルの次世代戦略のようだ。トヨタ自動車がBMWと共同開発するHVもディーゼルエンジンという。コストダウンがネックとなるものの、ディーゼルHVの市販化が期待されている。

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