パナソニックは、大坪文雄会長が2013年6月26日付で退任すると、3月28日に発表した。後任の会長には、旧パナソニック電工出身の長栄周作副社長が就任する。
大坪会長は2006年に社長に就任し、プラズマテレビへの積極的な投資や三洋電機の買収などを実施したが、思うような成果が上がらず、巨額の損失を生む要因となった。12年に社長を津賀一宏氏に譲り、会長職に就いていた。
パナソニックは、13年3月期まで2期連続7000億円超の連結最終赤字を計上する。大坪会長は事実上の引責辞任とみられ、退任後は特別顧問に就く。