「卒業生に伝えたいこととしていいなあと思える話だった」
さらに、総長のもう一つのキーワード「グローバル」が登場すると
「_人人人人人人人人_
> 突然のグローバル<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄」
と盛り上がり、告辞終了後には「総長告辞、23タフでした」と計測結果が報告された。そして、「とてもタフな話だった」「Twitterのお陰で最後まで眠らずに聞けたのでTwitterによってタフになれたと言ってよい」といった感想が相次いだ。
ちなみに、東大の公式サイトにアップされている告辞を数えたところ、確かにタフは23回、グローバルは8回登場していた。
もちろん、「卒業式、総長の話はたしかにタフということばが多かったし長かったけど卒業生に伝えたいこととしていいなあと思える話だった」と一定の評価をしている人もいないわけではない。
ただ、こうした揶揄が続出したことは、単に東大生が世の中を舐め腐ってるからだとは言い切れない。
濱田総長は09年に就任し、秋入学こそ頓挫したものの、後期試験での推薦制度の導入等、「タフでグローバルな東大生の育成」のための改革を急ピッチにすすめている。何につけても「タフでグローバル」を強調する方針に、辟易する空気も学内の一部にはあるようだ。
実際、「社会から期待されてないです…」「結局タフになる前に心折れた」とツイッターでこぼす東大生も見られた。タフな学生を育てるのもいいが、その前にタフでない教員が身体を壊してしまうとして、大学を去っていった教員もいるという。
もっともツイッターの反応を見る限り、すでに東大生には、大事な総長告辞をさえ茶化してしまうようなタフさがあることだけは間違いないようだ。