Googleは2013年3月28日、福島県浪江町のストリートビューを公開した。
浪江町は東日本大震災と原発事故発生にともなって2万1000人の町民が全国に避難している。避難した町民の「ふるさとの状況を見たい」という声と、「原発事故の悲惨な状況を映像で見たい」という世界中の人々の声に応える形で実現した。
馬場有町長は、「浪江町は震災から時が止まったまま、原子力災害のため2年が経過しても応急的な処置しかできません。町の現状をご覧いただき、その重さを感じていただければ幸いです」「ストリートビューによる発信が、未来の世代にも、東日本大震災と原子力災害が引き起こしたありのままの姿を伝えてくれることを願っています」とコメントしている。