自分と掃除道具にも「相性」がある
最近は「できるだけ省力化したい」とのニーズから、「お掃除ロボット」も注目されている。米アイロボット社の「ルンバ」やシャープの「COCOROBO」などのロボットタイプの掃除機がそれだ。これなら他の家事をしながら、掃除できる。
家電の販売動向を調査するジーエフケー・マーケティングサービス・ジャパンによると、2012年の「お掃除ロボット」市場は、家事の負担軽減ニーズや大手家電メーカーの参入などで前年に続き好調に推移。数量ベースで前年比56%増となった。
住宅ライターでコラムニストの藤原千秋さんは、「床材や建具、サッシなどが改良されていくなかで、必ずしも古くからの掃除法が合理的で正しいとはいえなくなっています。逆に、新しい掃除道具がいつもよいわけでもありません。住まいと掃除道具、自分と掃除道具との『相性』を意識しながら掃除の仕方を見直してみると、もっとラクな方法や家族みんなが掃除に参加できる、使いやすい道具があるかもしれません」と話している。