人気俳優の市原隼人さん(26)がブログで、自分のモノマネをした芸人に対し「馬鹿にしてなめるとしか思えない」などと激怒したところ、ネットでは「なんて器の小せえ役者だ!」などとバッシングに発展している。
さらに、市原さんが激怒した相手もはっきりしないのだ。一部報道では、花香よしあきさん(33)だとしているが、所属事務所の浅井企画は「既に話し合いは出来ている」とする。ネットの噂を否定した形で、真相はやぶの中だ。
「小っちぇー男だなー」「シャレのわからない奴・・・」
市原さんは2013年3月20日付けのブログで、自分のモノマネをしている芸人を見て目が点になった、とし、
「何を伝えたいか分からず、役者を馬鹿にしてなめるとしか思えない」
と書いた。そして、この芸人とは会った事も話もしたこともなく、芝居の撮影現場に来たこともない。「市原」という人間が全く分かっていないうえ、自分は簡単に真似されるような安易な気持ちで役者の世界にいない、などと怒りをぶちまけた。そして、
「相手の気持ちを考えずにプロの方がモノマネするのは違うと思う」
と結んだ。
ただし、なぜかこのブログは暫くして削除された。コメント欄には「でも、それだけ、注目されているっていうことでもあると思います」「どんな 物まねされようが いっちーファンは いっちーの事わかっていますから」などという300近い書き込みがあった。
ネットでは「小っちぇー男だなー」「シャレのわからない奴・・・」などと市原さんに対する非難が多く出た。また、2008年に俳優の織田裕二さん(45)の事務所が織田さんのモノマネ禁止を民放各局に通達したという「事件」を思い出す人もいて、この時も織田さんに非難が集中し「人気がガタ落ちした」などと言われたため、
「市原も織田の二の舞じゃねぇかwww」
などと発言している人もいる。
「どんどんモノマネしてください」と言ってくれました
さて、市原さんが激怒した芸人は誰なのか、市原さん自身は明かしていないが、一部スポーツ紙が花香よしあきさんの名前を挙げたため、ネットでは花香さんに間違いないとして「花香の仕事が減るぞ」などと心配する書き込みもあった。
花香さんは浅井企画所属で03年にデビューした。特に哀川翔さんのモノマネが有名で、哀川さんからは「公認」をもらっているそうだ。市原さんのモノマネをよくやるようになったのは08年4月から始まった市原さん出演のTBSドラマ「ROOKIES(ルーキーズ)」が大ヒットしてからで、モノマネは「ハッ!ハッ!集中!集中!」などのフレーズで爆笑を取っている。
ただし、市原さんが花香さんに対して激怒したのかどうかは不明だ。実は、テレビ番組でモノマネを「公認」していたからだ。それは10年5月13日に放送されたTBSバラエティー「ウンナンのラフな感じで。」の「芸人界の市原隼人は誰だ」というコーナー。ここにたくさんの芸人が登場して市原さんのモノマネを披露した。市原さんも審査員となり花香さんが勝利した。2010年5月14日付けの花香さんのブログでは、市原さんのサイン入りの「芸人界の市原隼人認定証」の写真をアップし、
「ものまね公認もしてもらいました。収録後、市原隼人さんの楽屋に挨拶に行ったら『どんどんモノマネしてくださいっ』と言ってくれました。なんて優しくてカッコイイお人なんでしょう」
と綴っている。
ではいった市原さんはどの芸人に激怒したのか、浅井企画は、
「市原隼人さんの事務所とは既に話し合いが済んでおり、お互いにとって前向きな話し合いができていると思っております。花香よしあきは皆さんに可愛がってもらえるよう頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします」
とコメントしている。