アメリカのディズニーランドがポリシーを変更し、入園に年齢制限がかかることになった。米国外で同様の措置がとられるという発表もされて、「日本でも年齢制限がかかるのか?」とインターネット上で不安の声が上がっている。
ただ、日本の東京ディズニーランドとディズニーシーは、こうした動きを確認しているとした上で、年齢制限をする考えは無いといっている。
パーク内での溺死事故が関連?
2013年3月23日から、アメリカ・フロリダ州のディズニーワールドとカリフォルニア州のディズニーランドで14歳未満のみのゲストの入園が禁止になる。つまり、14歳以上の人物と一緒にいる場合だけ入園できるというわけだ。
ディズニー広報担当のスージー・ブライアンさんは米NBCに対し、「入園ゲートで、14歳以上の同伴者がいない14歳未満と見られるゲストがいた場合、お声をかけさせていただきます」と話した。14歳未満であった場合、両親か保護者に連絡をして、一緒に園内に入れるようにする、もしくは、つれて帰ってもらうようにすると英デイリーメールなどは伝えている。
これまで、ディズニーランドでは入園に関する年齢制限はなかったが、来園者と児童福祉団体に調査を行ったところ、双方から年齢制限に同意が得られた。14歳という年齢はアメリカの赤十字社の提言によるものだという。
今回のタイミングで制限に踏み切った理由について、ブライアンさんは「特定の事件が関係しているわけではない」としている。ただ、英デイリーメールは、この発表の約1週間前にディズニーワールド内のプールで友達と遊んでいた13歳の子どもが溺死した事故を伝え、関連を臭わせている。
直近で制限がかかるのはアメリカの2つのパークだけだが、一部報道によると、今後、海外で展開するディズニーランドでも同様の措置がとられるようになるという。