対馬で大騒ぎした祈祷師200人は単なる観光客? 「仏像盗難の慰霊」と報じた韓国メディアと隔たり

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   韓国の祈祷師(まじない師)200人が2013年3月20日、長崎県対馬に上陸、横断幕を張って太鼓や鐘を鳴らし踊るなど、大騒ぎをした。警察や市の職員がすぐに駆けつけ止めさせようとしたが、騒ぎは1時間も続いたという。

   韓国の報道では当初、祈祷は対馬から盗まれた仏像問題を解決するため、としていたが、団体は「観光目的で仏像は関係がない」と説明。対馬市は、観光が本来の目的ならば抗議は難しい、と頭を抱えている。

祭壇を設け、横断幕を張り、踊りまくり、そして祈った。

   この一団は昼前に対馬の比田勝港入りした。午後4時頃から国定公園の「鮎もどし自然公園」内に祭壇を設け、横断幕を張り、韓国の民族衣装で踊りまくり、そして祈った。周辺には太鼓や鐘の音が響いていた。団体は公園の使用許可などを取っていなかったため、警察や市の職員が現場に急行し止めるように注意したが、騒ぎは1時間以上続いた。

   このような催しが行われることを韓国のメディアは事前に報じていた。連合ニュースは2013年3月19日付の電子版で、「まじない師200人が日本対馬に行く理由は?」という見出しで書いている。

   記事によれば、韓国の巫俗信仰の保存団体が、長崎県対馬市の寺から12年10月に韓国人によって仏像が盗まれた問題を、民間団体の交流で解決しようと乗り出した。仏像は日韓両国が所有権を主張しており、仏像もあるべき場所にないため何らかの厄災が起こるかもしれない。それを「慰霊祭」で解決しようと呼びかけたところ、200人の祈祷師が参加を表明し、20日に執り行うと書いている。

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