「放射性廃棄物」と書かれたドラム缶が電車に持ち込まれている画像がインターネット上に出回り、話題になっている。
多くは批判的な意見で、「周りの迷惑だろ」「危険物じゃないか」などと言われている。「放射性廃棄物ドラム缶」の電車内持ち込みは、なぜ行われたのだろうか。
黄色いドラム缶乗せ「首相官邸前に向かっています」
話題となっているのは、2013年3月15日に投稿されたこんなツイートだ。
「放射性廃棄物ドラム缶ドラム、只今首相官邸前に向かっています」
ツイートには、電車内に「放射性廃棄物 NO.20110520-30」「東京電力 福島第一原子力発電所」という黒い文字と、「三葉マーク」と呼ばれる放射能標識が描かれた黄色いドラム缶を台車に乗せて持ち込んでいる画像が添付された。
当初は脱原発派の活動家・きむらゆいさんが「是非維新の会の西田譲の自宅にもプレゼントしたい。無害だと言い張っていますから」とツイートを引用したり、好意的に拡散されたりしていたのだが、画像が広まっていくにつれて「原発どうこうの前に周りの人への迷惑を考えろよ」「それを公共機関使って移動とか迷惑なんだけど」「これが、デモ会場でない所で公衆の目に晒されることによって周りに不安を与えるのではないか、とは考えなかったのだろうか。浅はかだなぁ」「えっ、法律に反しないの?」などと批判や疑問が多数寄せられる事態となった。
2ちゃんねるでも取り上げられ、「よく改札通れたな」「車内への危険物の持ち込みは…ってアナウンス流れてなかったっけ これは該当するんじゃね」「いや、これ台車までが本物でドラム缶はコラだろ」などの疑問や憶測が書き込まれた。
あまりの反響のためか、3月19日現在、「首相官邸前に向かっています」というツイートは削除されてしまっている。