「暴かれたくない秘密があるのでは?」 執行部続投を決めた全柔連に批判相次ぐ

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JOCは執行部責任について言及を避ける

   一方、当の全柔連側は暴力・パワハラ問題に加え、助成金不正流用疑惑も新たに発覚する中、すでに3月18日に上村春樹会長を含む執行部全員の留任を決定していた。だが「競技団体の自主独立」の原則などから、JOCは執行部責任について会見で言及を避けた。

   執行部全員の続投問題に関して20日の「朝ズバ!」(TBS系)では、「責任の所在があいまいになっている」と指摘した。

   全柔連第三者委員会の香山リカ氏はインタビューに答え、「上村会長は『難局』『困難な状況』という言葉を使っているが、まるで自分たちが被害者のよう」「執行部全員が続投するということは事の重大さを分かっていないということ」と執行部を批判。ゲストコメンテーターの片山善博元総務相(元鳥取県知事)は「(執行部の全員留任は)『自分たちは変わらない』というメッセージのようなもの」と語った。

   一方、ネットの掲示板やツイッターにも全柔連に対する多くの意見が相次ぎ、「上の人間が全員辞めないとだめだろう。学閥とか廃止してしまえ」「上層部は嵐が過ぎ去るのを待ってるみたいだが、逆に反感買うだろう」といった意見が多数を占めた。

   中には「こうした組織は問題が発覚しても、なぜか改善を図ろうとせず、上層部がそろって留任する。内部の実態が次の人たちに知られたくない、暴かれたくないのかもしれない」といった内容の書き込みがあった。このほか「加納(嘉納)治五郎も嘆いていることでしょう。武士道を忘れた、ただの保身利権集団には何の魅力も感じない」との声も寄せられた

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