東海道新幹線で「Wi-Fi」つながらない スマホ使用が増えたのが原因なのか

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「だったら自前でWi-Fiルータくらい持てよ」

   なぜ繋がらなかったり遅かったりということがあるのか。

   「N700インターネットサービス」や「N700系」のホームページを見ると、「移動中でもメールチェック」「長い移動時間も対戦ゲームで楽しく」「これからは移動中であっても、仕事が中断する不自由がなくなります」などとうたってはいるものの、下にはこんな但し書きが付されている。

「メールや一般的なWeb表示等には対応できる通信速度となっています」
「高速の回線速度を必要とする動画やデータの閲覧及びダウンロードには不適です。また、アクセスが集中するとつながり難い場合があります」

   その理由は、「N700インターネットサービス」は高速での走行に対応した通信方式のため、回線速度が1列車(編成)あたり最大2Mbpsと限定されているからだそうだ。一人頭ではなく、列車全体で2Mbpsを共有する形で、JR東海によると理論上は120人から130人まで接続できる。N700系の定員は1323人。ただ、回線速度を2Mbps以上に拡張することは技術的な面で困難だという。

   インターネット上では「つながらない」「遅い」といった訴えに対し、

「だったら自前でWi-Fiルータくらい持てよ」

という声もないわけではない。もっとも、Wi-Fiルータでも高速運行中はつながらなかったり、速度が落ちたりする場合がある。

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