デイリースポーツ「広告を削除、逃亡した!」 「侍ジャパンWBC3連覇特集号」が哀れな結果に

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   デイリースポーツがサイトから広告を削除して「逃亡した」、などとネットで話題になっている。その広告は同新聞社が発売する「侍ジャパンWBC3連覇特集号」で、2013年3月21日発売と告知されていた。

   ネットではこうした優勝を予想した特集や出版をすれば失敗することがままあるとし、08年9月に日刊スポーツ出版社が出したグラフ「Vやねん!タイガース」を思い出す人も多く出ている。

「デイリーのおかげて負けのショック薄れたわ」

   デイリーの公式ホームページにあった広告は、オールカラーのタブロイド版28ページ、定価300円の新聞「侍ジャパンWBC3連覇特集号」で、日本代表が3連覇を達成した翌日の3月21日から、全国のコンビニ、駅の売店で発売すると告知していた。

   その広告が3月18日に忽然と消え、ネットでは「広告を削除して逃亡!」などと話題になった。もちろん広告には、日本代表が優勝しなかった場合は発売されません、という但し書きがあったのだが、ネットではデイリーが哀れだ、といった書き込みや、

「やってしまいましたなあ」
「企画を練っていても優勝するまで公表はしない、ということが何故できないんだ」

といったものや、

「どうせなら売ってくれよ 買うで」
「デイリーのおかげて少しは負けのショック薄れたわ」

などの感想もある。

編集作業が全てパー「形を変えて出すことはない」

   デイリースポーツの総務部に話を聞いてみたところ、編集作業は優勝することを前提に進行中だったが、日本時間で3月18日に行われた準決勝、プエルトリコ戦で敗れたため広告を下げることになった、と説明し、

「優勝しなければ発売しないと告知しておりましたし、そうなることも想定にありましたから、まぁ、仕方のないことなのかなと思っています」

と打ち明けた。ちなみに、今回出す予定だった特集号は、「準優勝ジャパン」のように形を変えて出すことはないのだそうだ。

   ネットでは今回の出来事で、08年の「Vやねん!タイガース」を思い出す人も多くいた。この年は阪神タイガースが独走首位を続けていて、誰もが優勝確定と思っていた9月に出版されたものだが、結局は巨人が逆転優勝し、発行した日刊スポーツ出版社が大恥をかいたという出来事だ。ネットではメディアがこうした先走りをすると、決まって逆の結果になるとして、「デイリーも過去の教訓を見習うべき」などといった感想を述べる人も多くいる。

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