大学生の就活期間は平均8.9カ月と、1年の4分の3にあたることが、ライフネット生命保険の調査でわかった。2013年3月14日に同社が発表した。また、企業の採用活動が解禁される2011年12月に就活をはじめた学生は全体の28%。それより前の「11月以前に就活をはじめた」学生は32%にのぼり、採用開始を遅らせたことが必ずしも学生の負担軽減につながっていないことが明らかになった。
採用開始を遅らせた影響について、34%が「負担が増えたと思う」と回答。「減ったと思う」と答えた8%を大きく上回った。
就活のために授業を欠席したことのある学生は全体の7割で、欠席日数は平均6.5日。1人の学生が資料請求した企業の数は平均38.4社。会社説明会の参加は平均17.5社で、実際に応募した企業数は同14.1社だった。
就活にかかった費用の全体の平均は5万5188円。地方居住者は平均5万9283円だった。
就活を「厳しかった」と振り返った学生は全体の63%にのぼる。
日本経済団体連合会は2011年3月に倫理憲章を見直し、企業の採用開始時期を従来の10月から12月に遅らせた。今回の就職活動調査はその当時3年生で、13年春に就職予定の全国の学生ら約650人が対象。12年10~11月、インターネットで調査した。