運営元「出版社でもグーグル画像検索で調べる」
そこで、運営元では、翌15日になって表現を修正し、著作権者への呼びかけは本人撮影かどうかが自己申告のためだと説明した。そして、もし本人以外に著作権者がいたときは書籍への掲載を停止し、出版後に分かったら所定の著作権料を支払うと改めた。
とはいえ、著作権への対応で運営元に非難が出ていると一部で報じられ、ネット上でも、疑念がくすぶっているようだ。
運営元「チャレンジ21」の中林秀雄社長は、取材に対し、こう説明する。
「画像流用のトラブルは責任を持って下さいと投稿者に念押しをしており、法的に言いますと、投稿した人に解決してもらうしかないわけです。しかし、本来の権利者がいれば困りますので、こちらで確認できるところをやっているんですよ。ページのサイト上で告知したのはその1つですし、出版社にも、グーグル画像検索をしてほかに権利者がいないか調べてもらっています」
運営元などが調べたところ、ツイッターから画像を流用したケースが1件見つかった。2013年3月16日にアップした、水を頭から被るネコの画像だ。翌17日に、追記で出典元のリンクを張って謝罪するとともに、著作権者からは「この記載を条件に掲載の継続をご許可いただいた」と説明を加えた。
中林社長は、「著作権料については、支払わなくてもよいとのことでした。本では、クレジットをつけて出すということで了解していただいています」と言っている。