これまでにも「\(^o^)/」など顔文字活用
安倍首相は以前からフェイスブックを積極的に活用しており、マスコミ批判もこれが初めてではない。野党時代の12年11月には「朝ズバッ!」(TBS系)の放送内容に抗議し、TBSからの謝罪を引き出した。今回の毎日批判にも15日午後までに2万回以上の「いいね!」がつき、「反日のマスメディアは解体するべき!」などと息巻くコメントが1700件以上集まっている。
安倍首相のFBは無署名のときと、「秘書」名義のときがあり、無署名のときは本人が書いていると受け止められている。今回は署名がなく、首相本人の投稿と考えられるが、2ちゃんねるなどでは、「(笑)」まで使った軽いタッチの文章に改めて驚く人も多い。確かに安倍首相の文体は、前任の野田佳彦前首相や菅直人元首相、鳩山由紀夫元首相のブログなどと比べても目立って「ゆるい」のが特徴だ。首相就任後は少し硬くなったが、「秘書」名義ではない無署名の「本人」と思われる投稿に限ってみても、
「愛媛の誇りポンジュースも美味しかったです(^O^)」
「講演を前に、今評判の『東京チカラめし』で腹ごしらえ\(^o^)/」
「昭恵が敵をとってくれました! (-_-)/~~~ピシー!ピシー!」
「衛藤議員はFBで友達募集中との事、是非皆さん申請をお願いします(^^)v」
など、還暦間近とは思えない勢いで顔文字を使いこなす。
こうした「安倍流」情報発信には、党内から軽すぎるとの反発もあるという(週刊文春、12年11月22日号)。一方でフェイスブックの読者数は日本人最多の25万7000人を記録している(ソーシャルインサイト調べ)。