「電気グルーヴ」ピエール瀧が舞台から転落、死亡 そんなデマが「ツイッター」で拡散した理由

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   人気テクノユニット「電気グルーヴ」のピエール瀧さん(45)が2013年3月13日にライブ中、ステージから転落し、救急車で運ばれたが死亡した、という情報がツイッターで流れファンが騒然となった。

   前日12日のライブでは、2500人収容予定の会場に3人しか客が集まらず、「13日に開催されるライブが心配だ」といったウソのツイートが出ていた。

2500人収容の会場に客が3人しか来なかった??

   「電気グルーヴ」は5年ぶりとなる全国ツアーを開催し、最終公演は13年3月12日、13日の二日間、東京お台場の「Zepp DiverCity TOKYO」で行われた。12日にはこんなことがツイッターでつぶやかれた。

「電気グルーヴのライブに来たけど客が3人しか来てない… 『明日も演るけど大丈夫かな?』って言ってる…」
「ガチでヤバイぐらい観客少なかった。たったの三人。しかもその内の一人は瀧の奥さんだったし。物販もガラガラで可哀想だったから、ついつい買ってしまったよ」

   「電気グルーヴ」は1989年に結成され、当時のテクノブームの火付け役として人気が爆発、「N.O.」や「Shangri-La」といったヒット曲があり、メンバーの石野卓球さん(45)は音楽プロデューサー、DJとしても活躍。瀧さんは俳優として活動の幅を広げ「ローレライ」「ALWAYS 三丁目の夕日」などの映画にも出演している。

   ネットではそんな彼らのコンサートに客が3人しか来ないはずはない、として笑い話になっていたのだが、13日にはシャレにならないことが起こってしまった。瀧さんがライブ開始2曲目で舞台から足を滑らせ転落し死んだ、というツイートが拡散したからだ。ツイッターには、

「瀧さんがステージから転落。もちろんライブは中断。担架で運ばれてるのを見ましたがかなり血が出てました」
「さっき、会場に訃報はいったわ…。今日の電気グルーヴのライブがお葬式になってしまうなんて」
「死んだ瀧の分まで頑張る卓球と牛尾くんが健気で泣けました」

などといった事故と死亡を知らせるツイートが大量に出た。内容が内容だけにピエールさんの死亡を信じる人がいてネットが騒然となった。

「瀧が死んだ!でいいよ」でこんな騒ぎになるとは・・・

   ピエールさんの所属事務所に話を聞いてみると、12日、13日共にチケットはソールドアウトで会場は満員だった。満員だったからなのか、卓球さんがステージで、

「客が3人しかいなかった、という情報を流したら面白くないか?」

などと呼びかけた。すると本当にツイートする人が現れた。翌日のステージでは、瀧さんが「3人しかいなかった」というツイートがネットで大きな話題になったことをファンに報告し、また何かイタズラをしようと提案した。どんなイタズラがいいのか、観客を交え議論したが決まらなかったため、

「もう、瀧が死んだ!でいいよ」

と言い放ったところ会場は大爆笑に包まれた。事務所では、

「瀧は元気に仕事をしております。まさか自分の一言がこんな騒ぎになると予想していなかったようです」

と話している。

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