中国高官「尖閣に測量隊派遣」 3月下旬に行動起こす可能性

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米国に「新型大国関係」呼びかける中国外相

   軍事行動を取らないまでも、このまま尖閣問題を放置しておくつもりはないようだ。日本が譲歩してこない以上、これまでの対応からワンランク上げる意味で「測量実施」をぶち上げた可能性はある。

   中国当局がどこまで本気かは分からないが、菅義偉官房長官は3月13日の会見で、中国の尖閣測量は「全く受け入れられない」と不快感を示し、中国側が上陸した場合には「国内法に基づき対処する」と話した。だが本当に測量隊が派遣され、日本側が「実力行使」で排除しようとすれば、中国側との摩擦はいっそう激しくなろう。「ここまで行きつかないように、日本側は解決に向けた外交努力を続けるべき」と福島氏は指摘する。

   中国にとっては、日本と同盟関係にある米国の動きも無視できない。福島氏は、楊潔チ外相の米中関係に関する発言に注目する。3月8日の会見では冷え込む日中関係について「現在の情勢は日本が一方的につくり出した」と批判する一方、米国に向けては「新型大国関係」の構築を呼びかけた。日本とのこう着状態が続くようなら、米国を揺さぶって事態を有利に動かそうとのシナリオを描いても不思議ではない。米国から尖閣に関して何らかの譲歩を引き出せれば、測量隊の上陸も選択肢に含めた「何らかのアクション」が現実味を帯びてくる。

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