なでしこジャパンが国際大会「アルガルベ・カップ」を戦っているが、視聴率が低迷するなど盛り上がりに欠けている。テレビでは、WBCと同様の大きな扱いだが、あの熱気はどうなってしまったのか。
「やってるのも知らなかった(´・ω・`)」
「悪いがWBCの方が面白い」
連日2ケタのWBCに対し、初戦は6.8%
2013年3月11日のデンマーク戦で、なでしこのアルガルベ・カップ初勝利が報じられると、ネット上では、早速こんな声が上がった。
それもそのはず、WBCは野球世界一を決める注目度の高い大会だ。また、なでしこは、主力の澤穂希選手らが出ていないうえ、初戦のノルウェー戦、次のドイツ戦と2戦負けが続いたこともあるようだ。
WBCの侍ジャパンは、連日2ケタの高視聴率をマークしている。12日のオランダ戦では、2次ラウンドにも関わらず、関東地区の平均がなんと30.4%にまで達した。これに対し、ビデオリサーチの調べによると、なでしこは、6日のノルウェー戦が、初戦にも関わらず、関東地区で平均6.8%に留まった。
フジテレビやTBSでなでしこの試合が放送されることになったとき、「なでしこ、WBC侍ジャパンと視聴率対決」などと一部スポーツ紙が報じた。12年の前回アルガルベ・カップでは、ロンドン五輪前だったこともあるが、10%台後半の高視聴率が続いたからだ。ところが、今回は、初戦以来、高視聴率を記録したとする報道はなく、盛り上がりに欠いたままだ。
なでしこの佐々木則夫監督は、W杯が15年、五輪が16年と先のため、若手選手を試していると明かしている。しかし、「戦力の底上げが想定どおりに進んでいない」とも一部メディアが指摘している。
アルガルベ・カップでは、大会最終日の13日に中国と5位決定戦に回ることになってしまった。こうした結果は、若手育成などチーム作りもうまくいっていないからなのか。