慶應義塾大学は2013年2月5日、同大所属の男子学生が急性アルコール中毒で死亡したと発表した。所属する公認学生団体の学外での懇親会の翌朝、緊急搬送され、死亡したという。
団体らに事情をきくなどしたところ、参加者はすべて成人で、飲酒の強要やお互いを煽り立てるような飲酒、イッキ飲みなどは認められなかったとしている。現在、団体は活動を自粛中という。
大学生の飲酒については、文部科学省が12年5月に初めて飲酒強要の防止などを求める通達を出したが、その後も急性アルコール中毒による死亡事故が相次いでいる。慶大では12年6月にも学生が死亡、8月には東大も死亡者を出し、市民団体イッキ飲み防止連絡協議会のまとめによると、12年で未成年含め計5人の大学生が亡くなっていた。